派遣社員が正社員になるのは難しい?無理?人材派遣の私が真実を打ち明ける

派遣社員から正社員になるには、どうすればなれるの?正社員になれる割合はどれくらい?正社員登用制度はうそなの?
など、派遣社員から正社員になるキャリアアップに対して、疑問に思われている派遣社員の方も多いのではないでしょうか?

確かに、派遣社員から正社員になるキャリアについて、色んな情報が飛び交っているので悩まれる方も多いでしょう。疑心暗鬼になって不安になるのも当然です

そこで、人材派遣会社に勤めている私が、派遣から正社員への道のりを実例を交えながらお話していきます。

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派遣社員でも正社員になれる!

結論から申し上げると、派遣社員から正社員になることは可能です。人材派遣会社には、派遣社員のキャリアの支援制度があり、キャリアアップを望む方に対して、情報を提供したり、研修を受講させたりしています。

しかし、派遣社員から正社員になる難易度は正直高いです。だからと言って、最初から諦めてはいけません

誰でもできることとしては、「正社員になりたい」ということを周囲に宣言することです。最近では、責任を伴う立場は避けたいという考えで、正社員を望まない方もたくさんいますので、周囲に認識しておいていただくことが大事です。

また、正社員登用制度は、各会社によって「勤続年数○年以上」などと条件を設けていることが多いです。採用枠も違いますのでなんとも言えませんが、一般的には、やはり狭き門です。

だからこそ、自分の気持ちはコーディネーターに恥ずかしがらずに伝えるべきです。まず最初のステップとして、派遣法で言われている3年を目指して雇用を安定させてから、正社員を目指しましょう

派遣社員から正社員になった実例集

私が今まで出会った派遣社員の方から、正社員にキャリアアップした方をご紹介します。

派遣社員から正社員になるまでの道のりと、現在の姿を鮮明にまとめていますので、最後まで一読してみることをおすすめします。

その1:就職難民から支社長に昇進


これは現在30代男性の話です。新卒の就職活動の時、失敗して途方に暮れていました。上場会社の一流企業希望で、何十社と面接を受けに行っても相手にしてもらえず、就職難民になりました

仕方なく妥協する形で、たまたま人材派遣会社に就職しました。正社員ではなく契約社員です。求職者に対してお仕事を紹介するコーディネーターとして採用されました。

すると、その男性はそこで始めて人材派遣会社と大企業が通じていることを知り、その大企業に自ら派遣されることを志願しました

派遣先では「この会社に入るのが憧れでした!」と会社愛をアピールし、コツコツと実績を積んで評価され、最終的に直接雇用のオファーを受けて大企業の正社員となりました。現在その方は、支社長まで昇進しています

自分を悲観せず、派遣という立場でも諦めずに、真面目に謙虚に一生懸命だったことが報われたパターンとなります!

その2:中卒のシングルマザーが大手の金融会社へ


これは現在20代女性の話です。高校を中退してシングルマザーになった彼女は、子供を保育園に預けながらアルバイトで生計を立てていました。しかし、収入面で限界を感じ、相談に来られました

子供にかっこいいと思われる母親になりたい!どんなに辛くても子供の為なら頑張れます!

と、とても真剣な目に嘘はありませんでした。私は、彼女には少しハードルが高いかな?と思いましたが、お給料の高い金融のお仕事を紹介しました。

クライアント様も始めは彼女の学歴や子供が幼いことを懸念して難色を示していましたが、できなくても、めげない一生懸命さに感化され、認めてくださいました

3ヶ月の研修ではほとんど泣いていたと印象付けるくらい彼女はよく泣いていました。悲しくてではなく、前向きな悔し涙です。こうして普通なら辞めているであろう困難も乗り越え、6年経った現在は、直接雇用の正社員になっています。

前向きに仕事へ取り組む姿勢が評価されたパターンです…!やはり、仕事に対する情熱は大きな評価ポイントになります!

その3:大手企業の新規立ち上げ部署で課長に昇格


これは20代男性の話です。大手の上場企業様より、「新しい部署を立ち上げたいので、お力添えを願いたい」と依頼を受けており、60人規模の採用を行っていました。

その60人の中の一人に彼がいたのですが、立ち上げでバタバタしている中、率先して雑用や業務外でも手伝ってくれたりと一際目立っていました。業務でも積極的に質問したり、60人の同期を引っ張っていくような存在でした。

派遣元コーディネーターとの定期面談では

僕は、早く戦力になってスーパーバイザー(管理職)になりたいんです

と力強く話してくれました。定期面談の内容はクライアント様に共有する仕組みになっていますので、彼の本音を企業と共有しました。

すると、クライアント様も彼に責任ある仕事を少しずつ任せ、スーパーバイザーの素養があるか見極め、1年後には見事にスーパーバイザーに抜擢されました

業界では最低5年はかかる道をたった1年でかなえました。新規立ち上げで先輩がいなかったことと、何事にも積極的に率先して取り組んだことで、60人のライバルと差をつけることができ、彼は道が開けました。

現在は直接雇用の正社員で課長に昇進しています

誰よりも努力して目標に向けて仕事を続けた結果、企業が評価して正社員になったパターンとなります!

その4:40歳から派遣元の事業所責任者への道


現在、40代女性の話です。20代前半で結婚し、2人の子供に恵まれ、10年専業主婦をしていました。

まともに社会に出たことのない彼女は、不安ながらも

そろそろ子育てが落ち着いてきたので、私も社会に出て貢献したいです!マイホームが欲しいのでいずれは正社員を目指してみたいです。

と相談に来られました。

私は、お子さんの為にも、しっかり定時で上がれて、土日がお休みの女性には人気の事務のお仕事を紹介しました。彼女に勤務条件がマッチングしていたこともあり、安定して勤めてくださいました

数年後、業務規模拡大により、その部署の人員がどんどん増えていき、1人のコーディネーターでは管理しきれない人数に成長しました

そこで、長年勤めているベテランの彼女なら、管理を任せられると判断し、正社員のオファーをしました。

人数が増えてきて管理が手薄にならないよう、現場の事業所責任者として、派遣元の正社員になりませんか?
いいですよ!

すると、快く引き受けてくれました。コーディネーターが派遣先に常駐していない分、彼女が目となり、派遣メンバーのフォローをしてくれたり、何かあれば報告してくれたりと大活躍しています

このように、派遣先の正社員だけでなく、派遣元の正社員になる道もあるのです!

正社員はこんな人が向いている!

正社員に向いている派遣社員は以下のような方でしょう。

  • 責任のある立場で上司から任されることにやりがいを感じる人
  • 自分の会社が好きで、もっともっと会社と一緒に発展していきたいと考える人
  • 同じ会社で安定して長く働きたい人
  • 転勤などに柔軟に対応できる人

正社員への近道は、なんと言っても自己アピールです。ライバルが多い場合は、何かひとつでも得意なことを見つけて自身の強みとして伸ばしていくことが大切です。

だからといって、派遣のゴールは正社員でしょうか?必ずしもそうではありません

派遣社員、正社員はそれぞれ働き方が違いますので、自分自身のライフスタイルにマッチングした道を選ぶようにしましょう

派遣社員から正社員になると処遇が下がることも多くありますので、長いスパンでキャリアアップを考える必要があります。正社員だからと言って、必ずボーナスや退職金があるとも限りません。

雇用形態にごだわらず、総合的にみて自身の満足度が高い働き方を見つけましょう。

最後に

今回は派遣から正社員になれるかどうか、そして正社員にキャリアアップした方々のエピソードをご紹介させていただきました。

派遣社員から正社員になりたい方は、ご紹介したエピソードの主人公達のように「自分はこうなりたい!」とアピールしていくことが大事です。

周囲に宣言しておくことで、自分のモチベーションも保てますし、聞いた周囲の人達は、役に立ちそうな情報を自然と教えてくれたりするものです

コーディネーターである私は、キャリア志向の方々には、新しい仕事の情報は逸早くお伝えしています。しかし、たとえ正社員でなくても、自分のやりたいことをかなえてくれることが派遣の魅力でもあります

キャリアアップの方法はたくさんあります。自分を見つめ直し、あなたの突き進むキャリアを応援しています!

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