男性保育士に就職・転職を繰り返したけど失敗して退職してしまった話

子どもが好きだから保育士になる!
私は高校を卒業後、大学受験に失敗し浪人してニートやフリーターも経験しました。そこから這い上がろうと21歳で3年制の専門学校に入学し、24歳で保育士になりました。

そして現在、35歳を目前に保育士を辞めることにしました

何故そうなってしまったのか?」私がこの15年間で犯してしまった失敗について語ってみます。

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保育士になったきっかけ


ニートやフリーター時代、周りからは「何もしていない」と思われていました。しかし自分の中では「何をするのか考える」時期でした。常にきっかけさえあれば、次に進んでみようと思っていました。

すると、チャンスが突然やってきました。近所の学童保育のアルバイトに誘われたのです。

元々子どもが好きではあったので、抵抗なくアルバイトを始めることができました。そこで私は人生を変える出会いをします。子どもたちが私のことを「先生」と呼び慕ってくれたのです。

本当に嬉しかったです。

この子たちにとっては、自分は先生なんだ…!
時間はかかりましたが、子ども関係の仕事に就こうと専門学校に入学しました。実習を重ねていくうちに、保育士になりたいと思うようになりました。

契約社員として働く覚悟


専門学校を卒業後、私立保育園で契約職員として働き始めました。契約とはいえ待遇は正規職員と同様で、さらに正規登用のチャンスもあると知らされていました

実際、男性保育士の先輩が2人いましたが、どちらも契約から正規になった職員でした。

正規登用を目指して2年間がむしゃらに働きました。そして職員、保護者、子どもたちから信頼を得られるようになりました。いつしか、周りからは「正規になれる」とまで言われていました。

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唐突な解雇宣言…

ところが園長が替わることに伴い、私は正規どころか契約の更新もしないと言われました。
さらに

法的に問題ない
と言い渡され、非常に怒りを覚えました。

2年間の努力を全く見ていない人から唐突な契約破棄された上に、この発言でしたから。

何故私は辞めさせられたのか


要因は色々あったと思いますが、1番は保育園というところの財政事情だと思われます。メディアでも報じられている通り、昨今の保育士の待遇は悪いです。「なぜ保育士の給料が安いのか」というと、単純に保育園にお金がないからです。

契約とはいえ正規同様に昇給するルールだった保育園では、私を今後何年も続けて雇える余裕がなかったのでしょう。

なので、新園長の言う「法的に問題ない」は間違いではないのです。

私はここで初めて、『契約社員として働くということは、いつ契約が打ち切られてもおかしくない』という非情な現実を思い知らされました。就職当時、私は契約社員のリスクまで考慮しなかったのです。

保育士の転職はまるで違う世界へ来たかのよう


3月下旬、どの保育園も次年度の準備で慌ただしい頃、たまたま一名募集していた保育園に転がり込むことができました。しかしここで私は壁にぶつかることになるのです

保育園という職場は、所変われば雰囲気ややり方もがらりと変わってしまいます。なぜなら、異動が毎年行われる公立保育園と違って、私立保育園は人の入れ替わりが少ないからです。
そして長く在籍する職員によって、独特の雰囲気が作られています。

私は前の保育園のイメージを持ったまま転職したため、そのギャップについていけませんでした。正直に言うと、前の方が雰囲気は良かったからです。

今なら少しマイナスになった職場環境も受け入れることができるのでしょうが、経験が僅か2年の若手だった私には容易ではありませんでした。結局 私は1年で退職、転職はせずにしばらく休むことにしました。

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男性保育士の再就職はかなり難しい

1年のブランクを経て、保育士としての復帰を目指しましたが、就職活動は難航しました。

そもそも男性を採用しない保育園は未だに少なくないです。採用しない理由は様々で、保育園の方針でというところもあれば、更衣室がないという理由で面接を断られたこともありました。

そして何より、私の場合は1年間のブランクが大きな要因にもなりました。

私としては1年しっかり休んだことで、再度保育士として頑張ろうという気持ちになれたのですが、「何もしていなかった1年間」という、マイナスな印象を与えてしまいました。

それでも1年前に辞めた保育園に舞い戻ることができました。今回は勝手がわかっての就職だったため、以前の職場を引きずることもありませんでした。

今度こそここで長く活躍するんだ…!
という思いがあったのですが、また苦難を経験します。

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当時の私は知らなかったのですが、今では保育士を志望する転職者・求職者向けに、無料相談を受けているサービス「保育士コンシェル」ができました。これ、破格のメリットなので絶対に活用すべきです。

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活用しなかった結果、私のように後悔してからでは、遅いです2~3分で無料登録も完了するので、是非お試し下さい。

歯車が狂い始めた復帰5年目


復帰して数年間、とても楽しく充実した日々を送りました。しかし、復帰して5年後、順風満帆な仕事生活が狂い始めました。

この年私はリーダー保育士としてクラスをまとめ上げる役割になったのですが、組んだ先生が年上の先輩保育士で、どうも折り合いが悪く、連携がうまく取れませんでした。

連携がうまく取れないと、荒れるのは子どもたちです。1歳の子どもたちが、ケガをしたり保育士に噛みついたりしてしまうことが頻発しました。

ある日、とあるお子さんが2日連続で怪我をして、保護者(お父さん)に報告した際「またですか?」と言われ、すごく嫌そうな顔をされました。ご両親様からすると当たり前ですし、悪いのは自分たち保育者の側です。

私は怖くなってしまいました。連携が取れず、一向に落ち着かない子どもたち。

またケガをさせてしまうのではないか?
その恐怖心と連携が取れないストレスで私はついに精神的にダウン、休職することになりました。

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大事故を起こしてしまった


9か月の休養を挟んで復帰しました。精神の疲労はかなり良くなっていました。でも何かしっくりいかない。以前のような保育ができなくなっていました。

どんな場面でも、常に子どもがケガをしないか怯えながら保育をしていました。そして大事故が起きます。私が責任者として子どもたちを園庭で見ていた時に、ある子が骨折をしてしまったのです

この時はもう全てが真っ暗になりました。保護者の方に厳しく言われたこともありますし、保育園自体の対応のまずさもありました。そんなことより、その子に申し訳なかったです。恐れていたことが実際に起きてしまった。もう私には保育はできなくなってしまいました。

保育とは命を預かる仕事です。その重たさは計り知れないものがあります。私にはそれに耐え得る力がなかったのだと思い知らされました。

これこそが私が保育士になったけど退職することになった話です。

まとめ

男性保育士を目指している方へ。私の例は極端だと思いますが、実際に起きたことです。

まず大学に行くか専門学校に行くか悩んでいる方は、専門学校に行くということは潰しがきかなくなるリスクをよく考えてから選んでください。専門学校や短大へ行ったら、自分の適性をよく見極めてください。「違うかも」と思ってもすぐに進路を変えれば遅くはないです。

既に保育士になっている方は、異業種に転職するなら早いに越したことはありません。
それでも保育士を続けていく方。素晴らしいです。保育の世界に男性は絶対必要です。つらいこともある世界ですが、嬉しいことも沢山あるのを知っています。ご応援しております!

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